出版社/著者からの内容紹介
はるかな友たちよ、万のちいさき神々よ、人生の宝石なる時間よ−−
1899年、トルコに留学中の村田君は毎日議論したり、拾った鸚鵡に翻弄されたり神様の喧嘩に巻き込まれたり……それは、かけがえのない青春の日々だった。だが……梨木香歩が21世紀に問う、永遠の名作青春文学。
私は、登場人物の名前がカタカナの人がたくさん出てくるのが苦手。
19世紀に生きた主人公が使う難しい言葉達。漢字で書かれた国名。
どれもこれも、私が物語に入り込めない要素ばかりで、かなり困惑。
正直、半分読んで面白くなかったらそこでやめようと思いながら読んでいたのです。最初の4〜5章くらいまでは。
でも、いつのまにやら、全然気にならなくなりました。
オットーが、ディミトリスが、ムハンマドが、今ここで生きているかのように感じられたのです。
それぞれの思想が、ひたむきさが、共存しあえたひととき。
そしてそれを引き裂く戦争。
本当に大切な事は何?
いろんな事が私の胸の中で爆発するようなラストでした。
鸚鵡でなくとも「もう十分だ!」と叫びたくなる。
そしてこの物語が、私たちに託す物の存在もしっかりと感じ、本を閉じました。
「家守綺譚」を読んだ後に読むと、隠された繋がりもあって面白いかも。
| 村田エフェンディ滞土録 | |
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