出版社 / 著者からの内容紹介
始まりは「ぬか床」だった。先祖伝来のぬか床が、呻くのだ。変容し、増殖する命の連鎖。連綿と息づく想い。呪縛を解いて生き抜く力を伝える書下ろし長篇。
「先祖伝来のぬか床」から始まる物語は、
「いのちの繋がり」を素晴らしく、恐ろしく描いている。
梨木香歩独特の世界観ではあるけれども、
これまで読んだどんな作品より、作品そのものに重みがある。
間に挟まれる「かつて風に靡く白銀の草原があったシマの話」
で、少しずつ気分を変えて読んでいかないと、吐きそうになるほど。
自分にのしかかる、これまで何代・何十代もの命たち
これを呪縛と捉えるか、進化と捉えるか・・・
物語は、明るく終わっているが、
読み終えた後、まだなんとなく、重みを感じ続けてしまう。
すごいパワーで書かれた作品なんだろうなと思う。
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