2006年11月16日

手紙 東野圭吾

内容(「BOOK」データベースより)
強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。弟・直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く…。しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。犯罪加害者の家族を真正面から描き切り、感動を呼んだ不朽の名作。


映画化されて、話題の作品なので、手に取ってみました。
本当に「真正面から描き」きっている作品なんでしょうね。
他の東野さんの作品のように謎めいた雰囲気ではなく、
加害者家族の思いをありのまま書いている。
その思いに共感しながらも、幸せをつかめない事もまた当然だと感じてしまう。
そんな自分に違和感を感じ、じゃぁ、自分ならどうするだろうかと考えた作品でした。

手紙
手紙東野 圭吾

文藝春秋 2006-10
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2006年02月17日

レイクサイド 東野圭吾

内容(「BOOK」データベースより)
妻は言った。「あたしが殺したのよ」―湖畔の別荘には、夫の愛人の死体が横たわっていた。四組の親子が参加する中学受験の勉強合宿で起きた事件。親たちは子供を守るため自らの手で犯行を隠蔽しようとする。が、事件の周囲には不自然な影が。真相はどこに?そして事件は思わぬ方向に動き出す。傑作ミステリー。

今まで読んだ他の作品と同様、とても細かなところまで計算されていて、ラストは予想しきれませんでした。
ただ他の作品以上に人間臭くて汚い登場人物たちに、ちょっとムカムカ感をおぼえてしまましたが。。。これが現実かなぁ。。。。
お受験といっても、子供達の存在はあまり描かれておらず、親たちのの見栄とか傲慢さとかで気持ち悪い。
電車の中で2時間ちょっと位で読めました。この方の作品としてはお手軽に読める?

4167110105レイクサイド
東野 圭吾

文藝春秋 2006-02
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2005年08月06日

嘘をもうひとつだけ 東野圭吾

出版社/著者からの内容紹介
バレエ団の事務員が自宅マンションのバルコニーから転落、死亡した。事件は自殺で処理の方向に向かっている。だが、同じマンションに住む元プリマ・バレリーナのもとに1人の刑事がやってきた。彼女には殺人動機はなく、疑わしい点はなにもないはずだ。ところが……。人間の悲哀を描く新しい形のミステリー。

嘘をもうひとつだけ
冷たい灼熱
第二の希望
狂った計算
友の助言
の5編が収録されています。

ミステリーといっても犯人探しをする必要は全くなくて・・・
人間が、どんな気持ちで犯罪を犯し、そしてそれを隠していくのか。
その嘘で塗り固められた証言を、一人の刑事が丁寧にはがしてゆく。
そこにあるのは、人間のちょっと自分勝手な、でも切ない思い。
一つ一つの物語の長さも、緊張感を持続できるちょうどよい量かもしれません。
ただ、あまりにつくりが似すぎているので、一気読みだとちょっと飽きる気がします。

4062736691嘘をもうひとつだけ
東野 圭吾

講談社 2003-02
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2005年05月25日

むかし僕が死んだ家 東野圭吾

出版社/著者からの内容紹介
「あたしは幼い頃の思い出が全然ないの」。7年前に別れた恋人・沙也加の記憶を取り戻すため、私は彼女と「幻の家」を訪れた。それは、めったに人が来ることのない山の中にひっそりと立つ異国調の白い小さな家だった。そこで二人を待ちうける恐るべき真実とは……。超絶人気作家が放つ最新文庫長編ミステリ。

グレースケールのパズルを組み立てていく
一言で言うとそんな感じのする一冊でした。
特に大きな盛り上がりや山があるわけではないのですが、
緻密で冷静に進んでいくストーリー。

でも何故か、私としては展開がほとんど読めてしまって
ちょっと入り込むまではいけなかったかな。
4062635070むかし僕が死んだ家
東野 圭吾

講談社 1997-05
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2005年02月22日

秘密 東野圭吾 ★★★

出版社/著者からの内容紹介
妻と小学五年生を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだ筈の妻だった──。


四日間の奇蹟を読んで、一番に思い出したストーリーでした。
誰も悪くない。誰かを不幸にしようとして生きてる人なんていない。
それを痛切に感じました。
登場人物の全員の気持ちが痛いほど伝わってくるのです。
素直に心に染み入って、涙を出させてしまう作品。
私は、あえて映画は見ませんでした。


秘密
東野 圭吾

文芸春秋 2001-05
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