2006年04月10日

からくりからくさ 梨木香歩

内容(「BOOK」データベースより)
祖母が遺した古い家に女が四人、私たちは共同生活を始めた。糸を染め、機を織り、庭に生い茂る草が食卓にのる。静かな、けれどたしかな実感に満ちて重ねられてゆく日々。やさしく硬質な結界。だれかが孕む葛藤も、どこかでつながっている四人の思いも、すべてはこの結界と共にある。心を持つ不思議な人形「りかさん」を真ん中にして―。生命の連なりを支える絆を、深く心に伝える物語。

今を一生懸命に生きる4人に、運命の糸が絡み合う。現世を越えた絆。
ミステリアスだし、読み終えた直後はちょっと寒気がするくらい怖い感じもしたけれど、こうして数日経ってみると、あたたかな物語だったなぁという印象が残っているのは何故でしょう。
人は喪失によって何か新しいものを生み出す事ができるんだという、そんな強い思いもこめられているように思います。
4人それぞれの思いが例えば草花や、色合い、機を織る音といったもので巧みに表現されていて、文章なのに視覚に残る、そんな作品。

からくりからくさ
からくりからくさ梨木 香歩

新潮社 2001-12
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ニックネーム rieo at 01:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 梨木香歩
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