2008年03月07日

償い 矢口敦子

<内容>
36歳の医師・日高は子供の病死と妻の自殺で絶望し、ホームレスになった。流れ着いた郊外の街で、社会的弱者を狙った連続殺人事件が起き、日高はある刑事の依頼で「探偵」となる。やがて彼は、かつて自分が命を救った15歳の少年が犯人ではないかと疑い始めるが…。絶望を抱えて生きる二人の魂が救われることはあるのか?感動の長篇ミステリ。

「人の肉体を殺したら罰せられるのに、人の心を殺しても罰せられないのですか?」
「絶望を抱えて生きる二人の魂が救われることがあるのか?」
そんな文章と450P近い厚さ。ちょっと覚悟をして読み始めました。
確かに闇を抱え、絶望を感じ、それでも生に執着する人間達がたくさん登場します。
その闇が入り交じり、生み出されていく新たな犯罪。
結末まで読んでスッキリ!という作品ではなく、
自分の中の闇をどこかに探してしまう、そんな奥の深い作品です。
ただ、設定がなんとなく強引で、あまり入り込めないうちに終わってしまった感じが否めません。



償い (幻冬舎文庫)
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ニックネーム rieo at 02:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説
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