2006年11月18日

永遠 村山由佳

出版社 / 著者からの内容紹介
生きることに無器用なひとなのね、それが私にはいとしかったーー葉月(はづき)さんは亡くなる前、娘の弥生(やよい)と幼なじみの僕に話してくれた。かつて別れた恋人のことを。弥生はその男の向かいの部屋に住み、彼の講義を聴きに短大に通った。「お父さん」と、一度も告げられずに。卒業式の日、僕は弥生の帰りを待つーー。

2002年に公開の映画「卒業」とのコラボ作品とのことですが、
私はその映画はみていません。
村山由佳の青春小説を気軽に読もう、と思って購入。
本編は100ページ強と、薄っぺらかったので・・・(^^;
字も大きめなので、片道の電車の中で読破可能でした。

何かを守るときの女って、強いイキモノだよなぁ

というのが第一の感想。
日頃、母って強いよな。妻って強いよな。って思うことが多々ありますが
やっぱり、妻になる前から、女のどこかにそういった固いものが存在するのでしょうね。
涙を流しながらも貫き通す
そんな女でありたいなぁと。
小説そのものは、そんな女性を待つ男性の回想として書かれているので、するりと飲み込めてしまいます。
映画をみたら、また感想が変わるかな?

永遠。
永遠。村山 由佳

講談社 2006-10-14
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ニックネーム rieo at 11:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 村山由佳

海を抱く−BAD KIDS 村山由佳 ★★★

内容(「BOOK」データベースより)
超高校級サーファーであり誰とでも寝る軽いやつと風評のある光秀。一方、まじめで成績優秀、校内随一の優等生の恵理。接点のほとんどない二人がある出来事をきっかけに性的な関係をもつようになる。それは互いの欲望を満たすだけの関わり、のはずだった。それぞれが内に抱える厳しい現実と悩み、それは体を重ねることで癒されていくのか。真摯に生きようとする18歳の心と体を描く青春長編小説。

最初は、すごく無理矢理な設定だよなぁ・・・と思い
続いて、性に関する描写のすごさに呆気にとられ
でも、あっというまに引き込まれていく作品。
主人公となる2人の、感性だったり苦悩だったりが、直球でこちらにぶち当たってくる感じがする。
気がつけば、私が村山作品を読むのも4作目のようなんだけど、
どの本も、視覚だったり聴覚だったり嗅覚だったり、
そういった感覚器官が捉える諸々がとても効果的に描かれている気がします。

海を抱く―BAD KIDS
海を抱く―BAD KIDS村山 由佳

集英社 2003-09
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ニックネーム rieo at 11:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 村山由佳

2006年11月16日

手紙 東野圭吾

内容(「BOOK」データベースより)
強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。弟・直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く…。しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。犯罪加害者の家族を真正面から描き切り、感動を呼んだ不朽の名作。


映画化されて、話題の作品なので、手に取ってみました。
本当に「真正面から描き」きっている作品なんでしょうね。
他の東野さんの作品のように謎めいた雰囲気ではなく、
加害者家族の思いをありのまま書いている。
その思いに共感しながらも、幸せをつかめない事もまた当然だと感じてしまう。
そんな自分に違和感を感じ、じゃぁ、自分ならどうするだろうかと考えた作品でした。

手紙
手紙東野 圭吾

文藝春秋 2006-10
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ニックネーム rieo at 07:37| Comment(0) | TrackBack(1) | 東野圭吾